医師が作る美味しくて身体に良い桃

「どんな病気でも治す医者がいる世界よりも、誰も病気にならない世界の方が絶対に普遍的な幸福度は高い。」

私の兄は大阪府泉佐野市で耳鼻咽喉科を経営しております。
兄は地域医療に携わる開業医の立場から、専門分野のみならず食や環境、生活を通して、健康についてより深く考えるようになったと言います。

たとえば桃の栽培に関して兄にはずっと疑問がありました。

なぜこのタイミングでこの肥料が必要なのか。
また、どうしてこの時期にこの農薬を散布するのか。

農家は既存の栽培方法にとらわれて改善、改革の機会を逸してはいないだろうか。

兄にはそういった思いが強くあり、既存の栽培方法だけにとらわれず独自の研究・考察を重ね、より安全で美味しい、身体に良い農作物を栽培したいと活動するようになりました。

「どんな病気でも治す医者がいる世界よりも、誰も病気にならない世界の方が絶対に普遍的な幸福度は高い」

私はそのような信念を持つ兄を尊敬しており、医師である兄から得られる知見を農業に役立てていきたいと思うようになりました。

私たちは農薬や化学肥料から可能な限り距離を置いて農作物を栽培しています。
そして兄の希望・夢である低農薬・低化学肥料栽培がもっと地域に広がっていく事を願っています。


農薬に関しての考え方

人間が病気になった時、ステロイドや抗生物質など医師から処方された薬をごく普通に誰でも服用すると思います。薬は適切に服用すれば副作用等のデメリットよりも苦痛や症状が緩和されるメリットの方が大きいです。

ここであえて言わせていただきます。
どこにでも農薬を悪く言う人はいますが桃の木も人間と同じように適切且つ必要な時に農薬を散布する事も必要なのです。

但し、最低限に押さえること、すなわち低農薬栽培は可能だと考えます。
その先にある農薬ゼロ。化学肥料ゼロ。という理想を追いかけながら・・・

豊田屋では人間が元気な時に薬を服用しないのと同じように、害虫がいない箇所には農薬を撒かない。その樹にとって現時点で不必要と判断した時には肥料なども過剰に与えません。ずっと昔からこの時期に一斉に散布する事になっているからという理由で散布するのではなく、農薬の散布には客観的事実に基づく根拠が必要なのです。

豊田屋において私は主に営業、兄は低農薬農業の実現を目指し栽培方法の研究及び生産を担当しております。私は兄と協力し合い夢のある農業経営がしたいと思っています。

桃を始めとした農作物をただ栽培するだけではなく我々農家自らが、営業・加工・販売までこなし六次産業ビジネスとして成功させたいと考え、私たちは株式会社 豊田屋を立ち上げました。


あら川の桃をより多くの方に召し上がって頂くために

農薬に関して

現在は公式サイトでのご注文受付に加え、楽天市場などからも販売を始めました。
オンラインショップでは農作物以外にも、ジャムやコンポートなどの加工品、身体に良い健康茶などすべて安心安全で多くの和歌山県産の原材料を使ったオリジナル商品も多数取り扱っております。
またレストランなどに野菜・果物を卸し、ジャム、ジェラートや洋菓子などの加工品の開発・販売も行っております。
ネット以外でも販売経路の拡大を積極的に行い、たくさんのお店に豊田屋の商品を置かせて頂いています。

加えて地域の直売所などでは、お客様と直接お話しをさせて頂き、あら川の桃をより多くの方に召し上がって頂くべく対面販売にも力を入れております。